コマンドライン上でスキャンを行います。
このコマンドは、指定のデバイスでスキャンを行い、PNM形式で、標準出力(stdout)または指定のファイルへ出力します。
okiscan -dev <scanner-name> [-source Auto|Flatbed|ADF] [-mode Color|Gray|BW] [-resolution <50..1200{dpi}(75)>] [-duplex-scanning None|RightLeftBind|TopBind] [-sharpness None|Sharpen|SharpenMore] [-bg-eliminat-level <0..6(0)>] [-edge-erase <0,5..50{mm}(0)>] [-font-smoothing yes|no] [-moire-elimination yes|no] [-left <0..max-paper-width{mm}(0)>] [-top <0..max-paper-height{mm}(0)>] [-width <0..max-paper-width{mm}(max-paper-width)>] [-height <0..max-paper-height{mm}(max-paper-height)>] [-paper-width <0..max-paper-width{mm}(0)>] [-paper-height <0..max-paper-height{mm}(0)>] [-output-dir <output-directory>] [-file-name <filename>]
使用する機器の名前を指定します。 このオプションは、必ず指定しなければなりません。
ネットワーク接続の機器の場合は、登録する際に指定した名前を指定します。
USB接続の機器の名前は<モデル名>#usb-<バス番号>:<デバイス番号>
となりますので、
この名前を指定します。
バス番号、デバイス番号は、lsusbコマンドなどで確認してください。
原稿の入力方法を指定します。
指定しない場合は、Auto
です。
カラーモードを指定します。
指定しない場合は、Color
です。
スキャン解像度を指定します。 指定しない場合は、75dpiです。
両面読取を行うかどうかを指定します。
両面読取を行う場合は、原稿のとじ位置を指定します。
指定しない場合は、None
です。
シャープネスの指定です。
指定しない場合は、None
です。
背景除去のレベルを指定します。 指定しない場合は、0(なし)です。
指定の幅で、選択範囲で指定されたスキャン対象の縁を消去します。 指定しない場合は、0(なし)です。
フォントスムージングを行うかどうかを指定します。
指定しない場合は、no
です。
モアレ低減を行うかどうかを指定します。
指定しない場合は、no
です。
選択範囲(左端からの位置)をmmで指定します。 指定しない場合は、0mmです。
選択範囲(上端からの位置)をmmで指定します。 指定しない場合は、0mmです。
選択範囲(幅)をmmで指定します。 指定しない場合は、機器のスキャン可能な原稿の最大の幅です。
選択範囲(高さ)をmmで指定します。 指定しない場合は、機器のスキャン可能な原稿の最大の高さです。
原稿のサイズ(幅)をmmで指定します。 指定しない場合は、0mmです。
フラットベッドの場合は、このオプションは無効です。 自動原稿送り装置 (ADF)を使用する場合は、指定しなければなりません。
原稿のサイズ(高さ)をmmで指定します。 指定しない場合は、0mmです。
現在このオプションは無効です。
出力先ディレクトリを指定します。 このオプションは、出力ファイル名の指定オプションと併せて指定してください。 指定しない場合は、カレントディレクトリです。
ネットワークスキャナMB471
を使って全面スキャンを行い、
スキャン結果をJPEG形式に変換してファイルに保存します。
$ okiscan -dev MB471 | pnmtojpeg > test.jpeg